ゆりこんぐのブログ

主にゲーム、読書、好きなことをゆったり、時に熱く。お暇な時に読んで頂けると嬉しいです。

言葉が創る世界

このブログを始めたのは、とあるフレンドさんのブログがキッカケでした。

もう何度かお話ししているかもしれません。

独特な世界観があって、時にクスッとなったり、あまりにもストレートに書くものだから、一緒になって悲しい気持ちになったり、考えさせられたり・・・。

その子が言葉で綴る世界を見ている内に「いいなぁ〜、わたしもブログやってみたいなぁ」と思うようになったのです。

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でもそう思った後に決まって「わたしには無理かぁ」の弱虫が顔を出し、「やってみたい」とは思うものの「始めよう!」とまでは行かず、足踏み状態でした。

しばらくして、仲の良かったフレンドさん達の休止・引退を経験しました。

何故かやめる時はみんな一気にやめるよね。おかげで遊ぶ人が居なくなってしまって、ずいぶん淋しい思いをしたものです。

 

ゲームの中で起きた出来事だったけれど、わたしにとってはやっぱり思い出の一つ。

その思い出たちを「なかったこと」にしたくなくて、その時々に思った事や感じた事をなるべく残しておきたいーーー、そんな気持ちで始めたのがこのブログでした。

何か新しい事を始めようとするたびに「わたしには無理だよ!」と顔を出す弱虫を、なけなしの勇気で抑え込み「とりあえず始めてみよう!」とドキドキしながら始めた気がします。

 

最初は何を書いていいのか分からず、「物を書くってこんなに難しかったのか。。。」と試行錯誤の毎日でした。その内、「書くこと」自体が楽しくなってきて、なんとなくではありますが、こんなブログを今も続けています。

 

ただこのところ、「このブログ・・・続けていても意味があるのだろうか」と思いはじめております。

始めた動機が動機でしたし、どうしても「フレンドさんと遊んだ楽しい出来事」に寄った内容になりがちです。

そうなると、ウン。

まぁ、ゆりこんぐにだって色々あります。

 

特定の誰かが〜とかそう言った事ではなく、何か悲しい出来事があったわけではありません。

ただ、人間というものは変わっていく生き物です。良くも悪くも変わっていってしまう。わたしも、自分では気付いていないけれど、変わってしまったのでしょう。

そうして、変わった分だけ「人間関係」も変化していきます。

これはしょうがない事です。

生きてるからね。時間と言うものは巻いて戻す事もできず、止める事もできない、ただひたすら流れていくものなのです。

 

わたしは2年近くドラクエ10 をプレイし、さらに2年近く休止しておりました。復帰したのはつい最近ですね。

まぁ4年(そんなに!?)も経てば人間関係って変わっていくものです。

 

変わっていくものを書き続けて残しておく事に意味があるのだろうか、と思うようになってしまいました。

あと、ぶっちゃけ

「あーあ、あの時はノリとテンションで書いちゃったんだよなぁ〜。やばー。なんだか気まずいわぁ」

と思うこともありまして。

 

記事ごと過去の記憶も消し去ってやりたいよ!

と思うことも・・・笑

 

自分の消し去りたい記憶をここに書いて残しておくことは非常に恥ずかしいですし、何よりも、「もう二度と戻らないもの」がその時のまま「残っている」のが、なんだか悲しくもあり・・・。

吹いて消えてしまうようなものならば、続ける意味はあるのだろうか、もうやめてしまった方がいいのではないか。

2021年中には閉鎖しようかな〜(面倒なことは先延ばし)と。

 

そんな事をずっと考えていたとある日のこと。

あるフレンドさんに言われた言葉にはっとしました。

 

ーーー言葉が好きなきみにーーー

 

そう、わたし言葉が好きだったんです。

言葉が創り出す世界が、大好きだった。

 

美しいものや綺麗なもの、そう言ったものを伝えるには写真なんかが1番いいのだけれど。

美しいものや綺麗なものを見て、胸が震えたあの瞬間を伝えるのはやっぱり「言葉」なんですよね。

言葉にできないくらいの悲しみや絶望を、それでも生きててよかったって思えるほどの幸せや希望を、正しく丸ごと伝えられる言葉がどこかにあるんじゃないかって、いつも探していたような気がします。

 

言葉では伝えきれないものを、何百、何千、何万もの文字を使って、時には物語だったり、詩や小説だったり、そう言ったもので表現された世界が、大好きだった。

今も、こんな事を誰が読むともわからない場所に書いているくらいですから、好きなんだと思う。

 

変わってしまうもの、変わってしまったこと、そういう事を残しておく、それだけじゃなくて。吹けば消えてしまうような脆いものだったとしても。

わたしが大好きだった(そしてたぶん今も好きな)言葉が創る世界を、もう少しだけ続けてみたいと思っています。

わたしが創る世界なんて、猫の額よりも小さいと思うのだけれど、でもいつかーーー。

いつかね、誰かに届いたらいいなって思うよ。

 

誰かを傷つけたり、いがみあったり、罵り合うような悲しい言葉じゃなくて。

言葉にできないような優しさや、目には見えないけれど、確かに感じるような温かいものを、いつか誰かに届けられたらいいなって思う。

 

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