決して戻れないあの日々を
ver5、自分なりに楽しんでおります。
シナリオを少しずつ進めたり、知り合いに呼び出されてみたり、ちょっとガチバトルしてみたり。
そうして思い出すのは、初めてドラクエ10をプレイして、気の合うフレンドさん達とはしゃぎ回るようにして遊んだあの日々のこと。
もう戻れないあの日々を懐かしく思い、少しだけ淋しさを感じ、愛おしくも思います。
このブログを始めたキッカケは、とあるフレンドさんとの出会いでした。何度か書いたことがあるかもしれない。
もう決して、どんなことをしたって会うことはできないのだけれども、今も変わらずわたしにとっては大切なフレンドさんであり、ゲーム仲間であり、友人です。
軒並み仲の良かった(とわたしは思っている)フレンドさん達が休止していく中で感じていたのは、どうしようもない淋しさでした。
一人は苦手ではないし、むしろ一人でいるのが好きだったりもするけれど、自分だけ置いていかれてしまったような、言いようのない心細さを抱えていたのも事実です。
時間というのは残酷なもので、何をどうしたって巻いて戻すことはできず、どんなに素晴らしい時代があったとしても、同じ日々を過ごすことはできない。
思い出アルバムの写真達は、上限枚数を超えてしまったら、古いものから順に消えていく。
あんなに楽しかった記憶は確かにそこにあるのに、「なかったこと」になってしまうようで、哀しくて淋しくて、どうにかして残しておきたくて、書き続けていたような気がします。
再開した今、思うことは「それもいいんじゃないか」ということ。
過ぎ去ってしまった日々にしがみついて、切り取った写真ばかりを眺めるのではなく、毎日違う日々を、自分を生きてゆく。
「残すこと」だけが全てではなくて、「変わりゆくこと」を受け入れることも大事なのではないかと改めて思います。
今日がどんなに楽しい1日だったとしても、同じ瞬間はやってこない。どんなに素晴らしい1日があったとしても、どんなに大切な人と過ごした時間だったとしても、ずっと「そこ」には居られない。
だからこそ、その一瞬一瞬がかけがえのない大切なもので、決して疎かにすることはできない。時間を巻いて戻すことはできないけれど、わたしたちは明日を作っていく。思い出を切り取って残しておくことはできない。淋しくないって言ったら嘘になる。
けれども、昨日とは違う今日を、明日を作って生きていく。