太陽の砦にて
人の数倍の時間を掛けて、「太陽の砦」に到着致しました。
ここでは何が待ち受けているんだろう。
RPGの1番楽しみは、新しい街・国に辿り着いた時だったりする。
初めて見る風景にワクワクして、「ここでは何が起きるんだろう。どんな人たちが暮らしているんだろう。」という気持ちになります。
実は「村人一人ずつ話しかけちゃう派」のわたくしでございます。
この「村人一人ずつ話しかけちゃう派」の人って、少数派なんですよね。特に男性は少ない気がする。テキストも飛ばし読みとかいう人もいて、軽くショックを受けたことがありました。
楽しみ方は人それぞれ。
わたしは、マイノリティという十字架を背負ってこれからも生きていこうと思います。来世こそは幸せになるよ。(なんの宣言?)
さて、「太陽の砦」前に蔓延っていた機械どもを蹴散らしたアーロイにーーー
うほほー。
今まで、寄り道しまくっていただけあって、ノラ族の困りごとをいくつか解決してきたアーロイでありますが。
こんな風に「垣根のない感謝の言葉」を貰ったのは初めてかも。普通に嬉しかったわん。
アーロイがその身を危険に晒して、ノラ族の人たちを助けてあげたとしても、「ありがとう」の言葉の前につくのは、
「異端者なのに」
「母なし子だったあなたに」
という言葉。
別に感謝されたくてやってるわけじゃないし、ただ寄り道したくてやってるだけだからいいんだけど、大抵、この言葉が付き纏う。
これらの言葉のあとに、「助けてくれてありがとう」と続くわけではありますが。
(時々、「異端者に感謝なんかしない!」みたいな事をいう奴もいますが。)
どこまでいっても、アーロイは「外れ者」なのです。ノラ族であって、ノラ族ではない者。異端者だったけれど、試練に合格し、天命の使者となった今ではもう異端者でもない。
けれども、ノラ族の仲間としては生きていくには、異端者としての時間が長すぎた。
その長い時間を掛けて、愛情を注ぎ育ててくれたロストももういない。
なんというか、この「寄るべのない」感じが、わたしはたまらなく好きなんです。
どこまで行っても一人ぽっち。
ノラ族でもない、異端者とも少し違う、自分は何者なのか。
さすらっているのは心の方なんじゃないのか。
だからこそ、真実を求めて、どこまでも旅をする。
また、どこまでも見渡せるフィールドがこの「さすらいの旅」を盛り上げてくれるんですよね〜。
はぁ、ほんと好きだなぁ〜。