外れたもの
アーロイは、どうやって生きていったら幸せなんだろう。幸せになれるんだろう。
例え、試練がうまくいって部族の一員として認められたとしても、今まで自分のことを爪弾きにしてきた人たちに対するわだかまりは消えないだろう。
むしろ、部族の人間達が持っているはずの「当たり前の生活」を目の当たりにした時の方が辛いような気もする。
「部族の人間に対して向けられる当たり前の優しさを、どうしてわたしに向けてくれなかったの?」て思わない日はないだろう。
心は常に異端者側にあるのに、そのまま部族の人間として生きていけるんだろうか。それは幸せなんだろうか。
火の矢を腐るほど合成し、「トラップキャスター」も手に入れ、とうとうロストと合流しました。ゆりこんぐです。
待たせたな・・・ロストよ。
膝に矢を受けて遅くなったんじゃないんだ、寄り道がただただ、楽しかったんだ。
ロストと合流して「ふぃー、疲れたから風呂行ってくるわぁ。また明日なー!」と焚き火を調べてセーブしたらイベントが始まってしまい、焦りました。
ちょ・・・!
シナリオ進めるかどうかはせめて選ばせて!
「このままロストと進みますか?」
→はい
→いいえ
みたいな最終確認できるやつ!
はい、いいえ方式をくれよ!!
そういう古き良きゲームも大事だよ!
礼節と節度を持ってゲームするって決めたんだから!!!
しかも、そのまま「ソウトゥース」なるくそでけーサイのような恐竜のような機械と戦闘に・・・。
なぁなぁ、これってボス戦じゃね?ボス戦だよね?
おぃぃぃぃ!
マッジふざけんな!
こちとらなんも準備してねーわ!なんせ風呂行くつもりだったからな!
トラップキャスターの使い方も「矢弾勿体ないしぃ〜。しばらく使わないでおこ!」という根っからの貧乏性のせいでぶっつけ本番だわ!
クソが!!!
文字通り泣きながら戦闘すること10数分・・・。
なんとか倒せました・・・。
トラップキャスター難しい・・・。
あんなクソでけー機械もっと出てくるの・・・?
先が思いやられるぞ・・・。
クソでけー機械を倒したアーロイを諭すロスト。
誰かと共に生きる喜び。
誰かの為に生きる幸せ。
そういった未来を、ロストはアーロイにあげたかったんじゃないかな。独りでは作れない、幸せな未来を、生きる場所を、あげたかったんだろう。
その未来の片隅に自分がいなくても、それがロストの幸せなのかもしれないーーー。
愛だなぁ。じーん・・・。
ふぁ!?
ソウトゥース討伐が・・・試練ではない・・・と?
ほ・・・、ほう。