こんぐまる、メルサンディ村を目指す
ぼくの名前はこんぐまる。
鋼の魂を持った侍に憧れて強くなるために旅に出た。辿り着いたのはレンダーシア。
ぼくには生き別れになってしまったねーちゃんがいる。
まゆげねーちゃんだ。
まゆげねーちゃんもレンダーシアへ旅立ったらしい。風の便りに聞いた。
この世界を冒険していたら、またどこかで再会できるかもしれない。
楽しみだなぁ。
まゆげねーちゃんと冒険する日のためにももっと強くならなくちゃ。
浜辺をしばらく散策したけれど、特に何も見つからなかったので、「さんもんのせきしょ」へ旅立つことにした。
「さんもんのせきしょ」には何があるんだろう。すこしだけワクワクする。
途中でなんぱせんを見つけた。
この船はグランドタイタス号くらい大きな船だったんだろうか。
きっと、たくさんの人と、その想いや夢を乗せていたんだろう。
ここは「届かなかったモノたち」の行き着く場所なのかもしれない。
辺りはしぃんと静まり返っていて、まるでお墓みたいだった。
しばらく歩くと、大きな門に辿り着いた。
ここが「さんもんのせきしょ」?
うひゃあ!
おっきいなあ!
ととまるもぼくもまめつぶみたいだ。
門をしばらく見上げていたら首が痛くなっちゃったよ。実はこのうさぎの被り物、耳が重たいんだ。
ゆうりさんくらい強いプクリポじゃないと、この重さには耐えられない。
もしくはあきまさんくらいの「きんにくのかみ」じゃないと。
「きんにくのかみ」ってなんだろう。
こんど、ちんぴらさんに会ったら聞いてみよう。
耳の重さと「きんにくのかみ」について考えていたら、クロウズさんと出くわした。
こ、こんにちわ!
クロウズさんは蝶々を集めろという。
どういう意味なんだろう。
このレンダーシアへ来てから謎は深まるばかりだ。
そもそもクロウズさんはちょっと怪しい。
目が半目なのもますます怪しい。
ジーーーーーーーー。ジロジロ。
蝶々なんてどうでもいいからアンちゃんに会いたいなぁ。ぼく、アンちゃんの大ファンなんだ・・・。
えへへ、このまえの投票もアンちゃんにしたよ。
クロウズさんの言う通りにするのは腑に落ちないけれど、行くところもない。
ぼくはメルサンディ村を目指すことにした。
こんぐまるも週討伐ができるようになってしまった・・・!