こんぐまる、モガマルに出会う
ぼくの名前はこんぐまる。鋼の魂を持った侍に憧れて、強くなるために旅に出た。
セレド村の人々の魂をつないだぼくは、のんびりした日々を過ごしている。
じゅれっとの風車の音を聴きながらお裁縫をしたり。
修行の合間にお友達の畑をぱとろーるするのも、ぼくの大事な仕事だ。
そんなぼくの元に、一通の手紙が届いた。
差出人は・・・モガマルさん。
ぼくとおなじ「まる」の名前が付いている。
なんだか他人の気がしないなあ。
モガマルさんは、ブル・・・ブルガリア?
ブル・・・ブルタニア?
とにかくブルブルの星から、このアストルティアへ迷い込んでしまったらしい。
知らない人ばかりで頼る人もいないんだろう。
きっと心細い気持ちでいるに違いない。
そんなモガマルさんのために、「にんじん」を探してあげることにした。
「にんじん」を探す宛てもない旅。
その旅路の果てに、ぼくはとうとう「にんじん」を手に入れ、モガマルさんのお友達を探し出すことに成功した。
やっぱり、お友達と一緒の方が嬉しいもの。
モガマルさんが笑顔になれたみたいで良かった。
無事にブルブルの星に帰れるといいなぁ。
お友達のことを考えたからかな?
ぼくも大事なお友達に再会することができた!
二人とも元気そうでよかったなぁ。
ぼくが「めがるーら」を手に入れたことを伝えたら、褒めてくれた。
えへへ。
「おめでとう」って言ってもらえると、やっぱり嬉しいな。
ぼくらは久々の再会を祝して「とりにてぃ」に行ってきた。
ゆうりさんは「とりにてぃ」にはまっているらしい。
ご一緒した僧侶さんがとってもいい人だった。
ぼくらは戦いに負けてしまったけれど、僧侶さんが優しい言葉をかけてくれたから、いい気持ちでその日を終わることができた。
悲しくなったり、イヤな気持ちになったり、後ろ向きになったり・・・。
でも
それとおんなじくらい、誰かの優しい気持ちを拾っていくんだ。
ぼくの旅は、そうやって見つけた誰かの優しさを足跡にしていく旅なのかもしれない。