こんぐまる、羽根を手に入れる
ぼくのなまえはこんぐまる。
鋼の魂を持った侍に憧れて、強くなるためにレンダーシアへ旅立った。
旅はまだまだ途中だけれど、この日はととごんさまに導かれてーー閃手になった。
オルフェアに勝利をもたらすために。
アコガレのゆうりさん、お友達のエミリアはん、ここには写ってないけどアベコちゃんとあきまさんと共に戦った。
エミリアはんはとっても緊張していて、柱の陰から「吐血しそう」って言っていた。
ウンウン、わかるよ。
ぼくもあきまさんに話しかける時はとっても緊張するもの。
意味もなく殴られそうだし、飛びかかってきそうだもの。
テキーラ大好きだし、カオスっていう言葉がこれほど似合う人も珍しいと思うんだ。
むしろカオスそのものだと思ってた方が気が楽かな。
ぼくはもうあきまさんのことはそういう「生き物」だと思うことにしてるんだ。
犬、猫、リス、ライオン、あきま、みたいな感じで。
エミリアはんの緊張感が伝わってきてぼくは胸のニンジンを握りしめた。ニンジンは少ししなびていた。ずっと旅してたからだと思う。
アコガレのゆうりさんとは今度一緒にうさぎになろうねって約束した。
ゆうりさんの羽根、かっこいい。
ぼくも早くオルフェアの一員として羽根を手に入れたいなぁ。あと石器時代も卒業したい。
ゆうりさんの棍は紅色になっていた。
きっと血を吸いすぎたんだね・・・
石器時代は卒業できなかったけれど、1つ目の羽根を手に入れることができた。
うふふふ。
まゆげねーちゃんにも自慢しないと。
トリニティはみんなうまくて、びっくりした。
ぼくはついつい宝石に吸い寄せられてしまうんだ。キラキラしてて綺麗だし。
可愛い格好をしてたら殴るの諦めてくれるかなって思って、うさぎになったりしたけど、みんなガンガン殴りにきてた。
ひどいや。
ととごんさまにお別れを言って、帰ろうとしたら。
ゆうりさん!
うさぎになってくれたんだね!
やくそく、したもんね。
えへへへ。
うさぎになったぼくらは、ととごんさまにお供えをした。ととまるとミケタ(ゆうりさんちのねこ)にお団子が食べられそうになった。
とっても怖かった。
この日はみんなのおかげで楽しいトリニティだった。全然うまく動けないけどみんなと遊べて楽しかったんだ。
この日の終わりに、エミリアはんとゆうりさんにお手紙を書いた。
ぼくはお手紙好きなんだ。
いつもはこのアジトから送ってるんだけれど、旅先でお手紙を出すのも素敵だよね。
経験値の巻物とふくびき欲しいからこんぐまるで行ったけど、こいつにはこいつの物語があったらしい。
みんなのおかげで楽しかったっす!
ありがとねー!